やや低感度のせいか、弊社のお客様が使用する頻度の少ないPORTRA160。滑らかな階調
や、露出の過不足による色調の破綻の少なさは、21世紀発表のフィルムならでは。
ただ、同じ「PORTRA」でも400とは、ハイライト・シャドーともに色相が異なる印象。
「高性能なフィルムを使いたいけど、みんなと同じ発色になるのはイヤだな」なんて方に
うってつけのフィルムではないでしょうか。

写真は大阪在住の写真家Mermieの次男誕生時のロールから。色調に関してはお任せいただ
きましたので、撮影者の見せたいポイントとフィルムの特徴、どちらも出せるようなるべく
プレーンに仕上げました。